vol.97 建築会社を選ぶとき、ちょっと気にしておきたいこと
杜ノ輝です!
家づくりをどこの会社に依頼するか。初めから決まっている方はあまりいらっしゃいません。
家づくりの情報集めと並行して、ネット検索やオープンハウスに足を運んだり。テレビCMで見るようなハウスメーカーを選ぶのが良いか、地元の工務店のほうが良いのか、自分に合った建築会社の選び方を教えてくれるサイトなどもありますね。まずはいろんな建築会社さんの展示会などを回って、お話を聞かれたり建物を見られるのがよいと思います。最終的にはその中から納得して信頼できる建築会社に依頼されるとは思うのですが、どちらの会社にお願いするか迷われたとき、業界側の人間から見て、判断材料として気に留めておいていただきたいポイントをご紹介しますので、よろしければ参考にされてください。
■得意なデザインを知る
どこの会社にも「こんなおうちならお任せください」「ここにこだわった家づくりをしています」という強みがあります。独自のシステムや性能、材料などがある場合はわかりやすいですが、同時にデザイン性についても、建築会社によって得意なデザインやテイストというのが存在します。シャープで都会的なデザインの家を多く手掛ける建築会社がある一方で、温かみや手づくり感を重視した家づくりが得意な会社もあります。家にデザイン性を求められる場合は、どのようなデザインの家を多く手掛けているのか、ホームページの施工事例などで確認して、ご自分の好きなテイストの家をたくさん手掛けている建築会社を選ぶのがよいですね。
デザインは色、形などはもちろんですがディテール、例えば窓や出入り口の枠、ちょっとした角の仕上げ方など(納まり、という言い方を大工さんなどはされますね)でも感じ方が違ってきます。それは図面だけでは伝わりきらないことも多く、基本的には建築会社や大工さんの判断にゆだねられる部分です。ですから「この建築会社の、どの部分とははっきり言えないけど、この感じ好みだな」という感覚は大切にされてよいかもしれませんね。SNSで見つけた写真などを保存しておくと、ご自分の好きなテイストの建築会社さんに辿り着きやすかったり、また実際のお打合せの時などもわかりやすくて便利です。
■打ち合わせのスタイルが自分たちと会っているか
プラン決定までの流れや、おうちが完成するまでの打合せのスタイルも、納得のいく家づくりには意外と重要です。
責任をもって打ち合わせをするのは大前提として、打合せのタイミングや頻度、どこまでお任せするは建築会社によってそれぞれです。譲れない要望やイメージ伺った後はプランナーさんにある程度一任していただいた方がスムーズな会社もありますし、間取りから壁紙、照明までひとつひとつお客様に選んでいただくのが前提の会社もあります。お客様も、大筋で納得した後はプロに任せたい方がいらっしゃる一方で、ちょっとしたものでもひとつひとつ選ぶのが楽しい!選ぶことが納得につながる方もいらっしゃいます。
自分や家族はどんなタイプだろうか?自分たちはどんな風に家づくりをしていきたい?
最初はそこまで考えられないかもしれませんが、実際の家づくりでは案外重要なポイントだと思いますので、心の端に留めて、建築会社選びの参考にしていただけたらと思います。