Renovationリノベーションについて
なぜ杜ノ輝はリノベーションに強いのか
古いものを活かす時代に
新しければよい、という時代から、古いけれどよいもの、古いからこそ出せる味わいにも価値を見出す時代になりました。加えて昨今の社会情勢による建築費用の高騰やSDGsの観点から、建築業界でも既にある古い家を生まれ変わらせて再活用する「リノベーション」が注目されています。
ご実家を引き継がれる方や和の趣きが好きな方はもちろん、ヴィンテージやブルックリンスタイルなど経年変化を楽しむテイストが好きな方にも、よい選択肢かもしれませんね。
実は新築よりリノベーションの方が難易度が高い
リノベーションで大切なこと、それは信頼できる建築会社に依頼するということです。なぜならリノベーションというのは、実は新築の家を建てるよりも技術的に難易度が高いからです。
最近の木造新築住宅のほとんどはプレカットという、工場で寸法通りに加工された木材を組立ててつくるものがほとんどです。工場で作ったユニットを現場で組立てる工法を採用されているところもありますね。
現場で若干の調整は必要ですが、どちらも正確な寸法で作られた材料を図面通りに正しく組んで仕上げることで、安定した品質の家を建てることができます。
リノベーションは経験と技術と臨機応変さが重要
一方リノベーションは、数十年という時間の中で建物に歪みや傾きが生じた構造体に対応ながら調整し仕上げていく作業になります。傾いた床を水平に張りなおしたり、不自然な歪みを自然に見えるように仕上げたり。
これらは新築しか建てていない職人にはできません。新築以外にも色んなケースを経験し、先輩から学び、場数を踏んで体得したからこそできることです。
さらに着工後も、現地調査時には見ることができない、実際に解体が始まってからでないと確認できない箇所がどうしても出てきます。それに対しても時には工程を変更したりしながら、臨機応変に対応していかねばなりません。その場に直面した時は大変ですが、その都度適切な対処を積み重ねることが、杜ノ輝の力となっています。
ライフスタイルの変化に合わせたプランニング
設計も同じく、建物の状態や元の家の築年数を考慮しながら建物の強度や配管などの設備の状態を見極め、残すものと撤去するもの、補強する場所などをチェックしながらプランを検討してゆかねばなりません。特に間取りの変更を伴うリノベーションは、建物が建てられた時期と今ではライフスタイルや家族の役割、家に対する考え方も異なることがほとんど。
古いライフスタイルに合わせてつくられた建物を、今そして未来に向けて暮らしやすい間取りに変更するのは、新築以上の手間と配慮が求められます。
古いから悪いとは限らない
こんな風に言われると、古い家に対する不安や抵抗感が出てくるかもしれませんね。
しかし日本の古い家は、現代よりも木材の質自体よいことが多いです。
また本来の木材は、製材されて一定期間は年々強度が増すため、一概に「古いから悪い、新しいからよい」とは言えない性質を持っています。状態の良い古材の趣は新しい木材には絶対に出せませんし、実際高値で取引されることもあります。
建てられた年代や立地条件、住み方でも変わるので、どの程度手を掛けたら安心して暮らせるのかはキチンと現地調査してからでないと言えません。単純に築年数だけで結論を出せないのです。
まずは現状を見極めてから。
豊富な経験と確かな技術が強みです
リノベーションは、まず建物の現状を把握してからでないと見積もりもお出しできませんしプランもつくれません。ただ見た目をきれいにするのではなく、建物の状態を見極めたうえでそれに対応できる職人が施工する。それが建物を長く安心して使う上で一番大切なことです。
杜ノ輝は経験豊富な設計者と確かな技術を持った大工職人のいる会社です。リノベーションのご依頼をいただく際には必ず現地調査に伺い、現状を見極めたうえでお話させていただいています。
自分の居場所を長く安心して、大切に使いたい気持ちは、新築を選ばれてもリノベーションを選ばれても同じ。どちらのお客様の夢も叶える技術と経験値を持って力を尽くす、それが杜ノ輝の仕事です。
