<NEW>【リノベ】親御さんの残されたお家で暮らしたい | 空間デザイン 杜ノ輝 | 鹿児島県薩摩川内市
施工実績

<NEW>【リノベ】親御さんの残されたお家で暮らしたい

2025年竣工/N様邸
 ■リノベーション

 

 

■リビング、ダイニング、キッチン 家族で集う場をリノベーション

 

ご両親が暮らしたお家を引き継いだご夫婦。リノベーションしてこのお家で暮らしたい、とのご依頼をいただきましたので、水回りやリビングなど、ご家族が長時間過ごす場をより快適に改修するプランをご提案しました。

 

◆AFTER

 

 

◆BEFORE

 

 

 

元々居間だったお部屋はリビングダイニングに改修しました。船底天井は板の質もよく、棟木の意匠も特徴的でしたので既存のまま活かすことに。天井中央から両端に向けて勾配のついたこの形状は空間を広く見せる効果があります。押入収納を撤去してその分広さも拡張したので、構造上抜けない柱は残りましたが、改修前よりもぐっと開放感を感じられるようになりました。床も張替え壁も白い漆喰でより明るく、窓からの光が心地よいリビングダイニングになりました。既存出窓を活かしたヌックスペースはご家族のお気に入りスペースになること間違いなしです。

 

 

 

 

■キッチン対面化でにぎやかな団欒を

改修前はガラス戸棚を挟んで居間とダイニングキッチンが別室になっていました。キッチンを移設してリビングダイニングと対面式にすることで、新しく快適なだけでなく、お孫さんが遊びに来ても目配りしやすいキッチンに。みんなでにぎやかに過ごせます。

 

 

◆AFTER

 

 

 

◆BEFORE

 

 

 

天井まであるキッチンの既存棚はそのまま残して使用することに。キッチン背面も広々としたスペースが取れましたので作業台や収納を置いてみたり、複数人でのお料理もゆったりとストレスなくできそうです。

 

◆AFTER

 

 

◆BEFORE

 

 

■リノベーションの意味と価値

リノベーションにおいてすべてをきれいに新しくするのももちろん素敵な選択肢のひとつですが、まだ使えるもの、質の良いものは残しつつ快適性を上げるのもリノベーションならではの醍醐味です。今回のリノベーションのように「親御さんの残されたお家で暮らしたい」という建物への思いがあるのならば、残せる部分は残して活かすほうが、リノベーションの意味も価値も出てきます。ご家族が集うこの場所の天井や柱など、所々に元のお家の懐かしい気配が残ることが、もしかしたら一番大切なことだったのかもしれません。親御さんが残されたこのお家で、お施主様ご夫婦や子供さんご家族が世代を継いで笑顔で集う様子が目に浮かぶようです。